【自作ファンド】俺の10年以上連続増配日本株ポートフォリオ精鋭20銘柄を公開

自作・連続増配ファンド

私のブログではこれまで、米国株(VIGやDGROなど)を用いたデータ検証やシミュレーションを行ってきました。今回は、私が実際に自分の資金を投じている「10年以上連続増配・日本株自分ファンド(自作ポートフォリオ)の全貌を公開します。

日本株の連続増配に投資するなら、「日経連続増配株指数」に連動する投資信託を買えばいいのでは?と思うかもしれません。

実際、私も以前は「iFreeNEXT 日経連続増配株指数」に投資し、おすすめする記事も書いていましたが、運用を続ける中で組入れルールの遅れや信託報酬と税制の効率性に対する不満が募り、より自分の考えとルールを反映できる「自分ファンド」を作ることにしました。

なぜ、手間をかけてまで自分でポートフォリオ(俺的ファンド)を作るのか。今回はその「既存指数に対する強烈な違和感」と、実際に組み入れている「精鋭20銘柄」をご紹介します。


既存の「日経連続増配株指数(投資信託)」に対する2つのモヤモヤ

私が既存の日経連続増配株指数に連動する「iFreeNEXT日経連続増配株指数」を買わなくなった理由は、個人投資家が見落としがちな「2つの大きな罠」があると考えたからです。

「おじいちゃん株化」による、美味しい成長期の取りこぼし

日経連続増配株指数は、「連続増配の年数」を重視して銘柄を組み入れます。一見素晴らしいルールのようですが、ここには致命的なタイムラグが発生します。

年数を重視しすぎると、すでに成熟しきって売上や株価の伸びが鈍化している「おじいちゃん企業」のウェイトが重くなってしまいます。その結果、伊藤忠商事や日立製作所のような、今まさに企業として最も油が乗っていて、圧倒的な増配力と株価のモメンタムを誇る「10〜13年目のイケイケ企業」の採用が遅れ、一番美味しい成長期を取りこぼしてしまうのです。

年率0.275%のコストが「税金の繰り延べ効果」を相殺する

投資信託の最大のメリットは、内部で配当が再投資されることによる「税金の繰り延べ(複利効果)」です。しかし、これには対価があります。それが、年率0.275%の信託報酬です。

自作ポートフォリオなら管理コストは永遠に「ゼロ」ですが、投資信託は資産全体(元本+含み益)に対して毎年0.275%が引かれ続けます。資産が数千万へと膨らむ長期運用の世界では、この「膨れ上がった総資産にかかり続ける0.275%」の総額が、配当や銘柄入れ替えにかかる約20%の税金をあっさりと上回ってしまう可能性が高いのです。


自作した「俺的・連続増配日本株」精鋭20銘柄

これらのモヤモヤを解消するため、私は「10年以上連続増配の企業を、時価総額加重で機械的に保有する」という自作システムを立ち上げました。現在組み入れている精鋭20銘柄(セクター別)がこちらです。

セクター(業種)組み入れ銘柄
商社伊藤忠商事、豊田通商
通信・ITNTT、KDDI、富士通
金融・保険MS&AD、SOMPO、T&Dホールディングス
電機・精密・化学日立製作所、富士フイルム、テルモ、日本酸素
医薬品アステラス製薬、塩野義製薬
建設・不動産大和ハウス、積水ハウス、住友不動産
消費財・景気敏感花王、アサヒグループHD、パン・パシフィック・インターナショナルHD

日本を代表する圧倒的なキャッシュフロー増幅装置が揃った、非常に強固で美しい陣容になっていると自負しています。

端株で日本株ポートフォリオを組むなら楽天証券

私は端株でもリアルタイム取引(指値・成行)が可能な 楽天証券(かぶミニ) を利用しています。ポイントは下記のとおりです。

  • 端株でもリアルタイム取引(指値・成行)が可能で、少額から機動的に銘柄を積み上げたい運用に向いています。
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2026年7月頭の10年以上連続増配株時価総額(参考データ)

以下は、2026年7月頭時点の10年以上連続増配株の時価総額データです。単位は億円です。

このうち、村田製作所、三菱商事、レーザーテックは今回採用を見送っています。その理由は次回以降紹介します!

コード銘柄名業種時価総額(億円)
6981村田製作所電気機器217,501.00
6501日立製作所電気機器209,316.00
8058三菱商事卸売165,378.00
8001伊藤忠商事卸売149,653.00
9432NTT情報通信132,294.00
9433KDDI情報通信108,301.00
8725MS&ADインシュアランスグループホールディングス保険66,478.00
8015豊田通商卸売58,684.00
8630SOMPOホールディングス保険61,986.00
6702富士通電気機器57,865.00
6920レーザーテック電気機器44,927.00
4901富士フイルムホールディングス化学44,689.00
4503アステラス製薬医薬品38,944.00
8830住友不動産不動産36,008.00
4543テルモ精密機器33,431.00
4452花王化学29,838.00
1925大和ハウス工業建設29,703.00
7532パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス小売26,000.00
4091日本酸素ホールディングス化学27,177.00
4507塩野義製薬医薬品25,524.00
2502アサヒグループホールディングス食料品23,621.00
8795T&Dホールディングス保険24,176.00
1928積水ハウス建設22,447.00

次回予告:なぜ「三菱商事」が入っていないのか?

投資に詳しい方なら、上の表を見て一つの疑問を持ったはずです。

  • 「10年連続増配で時価総額加重なら、なぜトップクラスの『三菱商事』が入っていないのか?」
  • 「バブっている『レーザーテック』や『村田製作所』はどう判断したのか?」

実はここには、サラリーマン投資家ならではの「大人の事情(コンプライアンス)」と、私のシステムにおける「入り口の極限フィルター(利回り1%未満除外)」という厳格な規律が隠されています。

次回の記事では、このポートフォリオの心臓部である「裏ルール」と、「なぜこのシステムを新NISA枠で運用しないのか?」という投資枠の棲み分け(アセットロケーション)について深く解説します。

免責事項:本記事は私個人の運用方針と考察を紹介するものであり、投資の勧誘や具体的な売買推奨を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。必要に応じて専門のファイナンシャルアドバイザーにご相談ください。

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