【日経連続増配株指数・日経累進高配当株指数】連続増配株を集めた指数は本当に暴落に強いのか?

資産形成

「投資の第1ルールは、絶対に損をしないこと。第2ルールは、第1ルールを忘れないこと」

これは、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットのあまりにも有名な言葉です。

言うのは簡単ですが、株式市場には「暴落」という魔物が定期的にやってきます。では、私たち個人投資家がこの言葉の通り「負けないように投資する」には、一体どうしたらいいのでしょうか?

巷のセオリーでは、以下のような銘柄が暴落に強いと言われています。

  • キャッシュフローが強く、下落局面でも倒産や減配リスクが低い
  • 配当が維持されるため、株価が下落すると「配当利回り」が上昇し、割安感から買い支え(押し目買い)が入りやすい
  • 暴落時でもチャリンチャリンと配当が入り続けるため、パニック売りが起きづらい

これらを満たす代表格が「連続増配株」や「累進配当株(減配せず、維持か増配をする株)」です。理屈はわかりますが、「じゃあ、実際の暴落時にはどれくらい耐えてくれたの?」という事実は、あまり詳しく知られていません。

そこで今回は、日本の増配株を集めた代表的な指数である「日経連続増配株指数」と「日経累進高配当株指数」が、過去の歴史的な下落局面において、日経平均株価やTOPIXと比べてどれほどの強さ(下落耐性)を見せたのか、実際のデータをもとに徹底的に計算・検証してみました!

過去6回元指数の下落時の各指数の最大下落率を比較

2018年の米中貿易摩擦から、記憶に新しい2025年のトランプ関税ショック、そして2026年直近のイラン戦争まで。市場を揺るがした6つの下落局面において、それぞれの指数が「一番高いところから、どれくらい下落したか(最大下落率)」を計算した結果がこちらです。

下落イベント
(発生年)
日経連続増配株指数日経累進高配当株指数日経平均株価TOPIX
米中貿易摩擦 (2018年)24.38%22.16%21.07%26.29%
コロナショック (2020年)25.69%27.12%31.27%31.36%
ロシア・ウクライナ侵攻&岸田ショック (2021〜22年)21.80%25.73%19.41%17.22%
令和のブラックマンデー (2024年)16.96%18.07%25.50%25.11%
トランプ関税ショック (2025年)12.75%16.44%22.70%20.51%
イラン戦争 (2026年)10.83%12.25%13.23%12.47%

暴落耐性ランキング:本当に連続増配株は強いのか?

上記の下落局面において、「どの指数が一番下落に耐えたか(下落率が小さかったか)」をランキング形式で並べ替えてみました。

下落ランキング米中貿易摩擦コロナショック ウクライナ・岸田ショック 令和のブラックマンデー トランプ関税ショック イラン戦争
1位(最も軽傷)日経平均株価日経連続増配株指数TOPIX日経連続増配株指数日経連続増配株指数日経連続増配株指数
2位日経累進高配当株指数日経累進高配当株指数日経平均株価日経累進高配当株指数日経累進高配当株指数日経累進高配当株指数
3位日経連続増配株指数日経平均株価日経連続増配株指数TOPIXTOPIXTOPIX
4位(最も重傷)TOPIXTOPIX日経累進高配当株指数日経平均株価日経平均株価日経平均株価

ランキング順にすると、圧倒的な事実が浮かび上がってきます。

なんと、日経連続増配株指数は過去6回のショックのうち、実に4回で「下落耐性1位」を獲得しています。まさに鉄壁の防御力、圧倒的な安定感です。

次点で優秀なのが日経累進高配当株指数。こちらも6回中5回で「2位」につけており、下落時に大崩れしないクッション性の高さを見事に証明しています。分散が30銘柄と少ないながらもこれは驚きの結果です。

「配当利回りが買い支えになる」「業績が安定しているから売りが出にくい」という机上の空論ではなく、実際の下落局面において、増配・累進配当株は明確に強いことがデータから読み取れます。

守るだけじゃない!10年トータルリターンの実力は?

「下落に強いのはわかった。でも、守備力ばかり高くてリターン(利益)が低かったら意味がないのでは?」

そんな疑問にお答えするため、2026年4月末現在における「10年トータルリターン(年率換算)」を計算してみました。

  • 日経累進高配当株指数:18.01%
  • 日経平均株価:15.76%
  • TOPIX:13.53%
  • 日経連続増配株指数:9.64%

ここ数年の生成AI・半導体ブームに牽引され、日経平均株価が圧倒的に強いイメージを持っていた方も多いのではないでしょうか?

しかし蓋を開けてみると、なんと「日経累進高配当株指数」が日経平均を上回り堂々の1位という結果でした。下落時に傷を浅く抑え、上昇相場でも高配当を再投資しながらしっかり株価成長の波に乗れるため、長期の複利効果が絶大に効いている証拠です。

一方で、「日経連続増配株指数」の10年リターンは9.64%と、他の指数に比べるとやや控えめな数字に見えます。

しかし、これは決してネガティブなことではありません。連続増配株には生活必需品やインフラなど「保守的(ディフェンシブ)なセクター」が多く含まれています。ハイテク株のような爆発力がない分、平時のリターンはマイルドになりますが、年率9%超えは長期投資としては十二分に優秀な「健闘」と言えます。

何より、あの「下落局面の圧倒的な心の平穏(防御力)」を得られると考えれば、非常にコスパの良い投資先です。

新NISAに最適!攻守のバランスを取る積立戦略

長期で株価の成長を享受しながら、毎年のように受け取る配当金が増えていく(自分の将来の年金を育てていける)という性質は、非課税枠が一生涯続く「新NISA」と信じられないほど相性が抜群です。

それぞれの指数の「増配力(どれくらい配当が増えていくのか)」について詳しく検証した記事も書いていますので、ぜひ併せて読んでみてください!

 👉 驚異の増配率!日経連続増配株指数の未来予想とNISA戦略 | 筋トレ愛好家の資産形成ブログ

 👉 【増配率16.0%】日経累進高配当株指数はなぜ強い? | 筋トレ愛好家の資産形成ブログ

これらの増配系指数に連動する投資商品は?

これらの指数に実際に投資できる商品は限られています。 日経連続増配株指数に投資できるのは「iFreeNEXT 日経連続増配株指数(信託報酬:年率0.275%)」、 日経累進高配当株指数に投資できるのは「アムンディ・インデックスシリーズ 日本・高配当株((信託報酬:年率0.198%))」 の2つです。

ちなみに、これらのファンドの「実質コスト」を抑えるなら、松井証券のポイント還元が非常に有利です。

ファンド名SBI証券 ポイント還元率松井証券 ポイント還元率
iFreeNEXT 日経連続増配株指数(年4回決算型)0.05%0.10%
アムンディ 日本・高配当株(累進高配当)0.05%0.065%
松井証券

筆者の投資戦略:「今」が仕込み時の理由

私自身は、上昇相場にもしっかりついていく「攻めも守りもできる日経累進高配当株指数」と、下落局面に精神安定剤となってくれる「鉄壁の日経連続増配株指数」の両方に魅力を感じており、どちらも少しずつコツコツと積み立てています。

特に「日経連続増配株指数」については、私自身の見解としては、今は非常に面白いタイミングだと考えています。

直近では半導体セクターにばかり資金が集中しており、連続増配株に多い「生活必需品」などのディフェンシブセクターには、あまりお金が集まっておらず株価が出遅れ気味でした。

しかし、株式市場の資金は常に循環(セクターローテーション)します。半導体やAIブームが成熟し、少し落ち着きを見せ始めた暁には、割安に放置されている安定企業のセクターへ大きな資金が流れてくる可能性が高いです。

だからこそ、「まだ世間が注目していない、お金が集まっていない今こそが絶好の仕込み時」だと確信して、日々の積立を継続しています。

投資の神様の言う通り、「損をしずらい」ポートフォリオを作るために。皆さんも、圧倒的な防御力を持つ連続増配・累進高配当株への投資を検討してみてはいかがでしょうか?

​※本記事のシミュレーションは過去のデータおよび筆者の試算に基づくものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資は自己責任でお願いいたします。

※本記事は特定の投資行動を推奨するものではありません。

出典

・大和アセットマネジメント株式会社「iFreeNEXT 日経連続増配株指数(資産成長型/年4回決算型)」特設ページ
・アムンディ・ジャパン「(アムンディ・インデックスシリーズ)日本・高配当株」
・日本経済新聞社「日経累進高配当株指数 日次・月次データ(CSV)」
・日本経済新聞社「日経連続増配株指数 ファクトシート」
・日本経済新聞社「日経連続増配株指数 日次・月次データ(CSV)」
・SBI証券公式HP「投信マイレージ」

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ポイント還元を狙うなら松井証券です!当ブログで私が押している3つのファンドについて、SBI証券と松井証券のポイント還元率を比較すると、松井証券が圧倒的に高いという結果になりました。

ファンド名SBI証券松井証券
auAMレバレッジNASDAQ100(為替ヘッジなし)0.05%0.1845%
iFreeNEXT 日経連続増配株指数(年4回決算型)0.05%0.10%
アムンディ 日本・高配当株(累進高配当)0.05%0.065%

なお、今回比較した3つのファンド以外でも、松井証券は多くの投資信託でポイント還元率がSBI証券より高い、または同等であるケースが非常に多いです。

さらに、iDeCoに上記3つのファンドはありませんが、松井証券ならiDeCoでもポイントを貯められちゃいます!

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