【DGRO・VIG】連続増配株は本当にリスクが低いのか?S&P500との比較で見えた「守りの強さ」

資産形成

結論:10年分のデータを精査した結果、 連続増配ETF(DGROVIG)は、S&P500より“ほぼ毎年”リスクが低く、特に下落相場で強い

リターンはS&P500に劣る年もありますが、 リスク調整後の効率(安定感)では増配ETFが優位という事実が明確に確認できました。

なお、本記事の比較はすべて ドル建て・トータルリターン(配当込み) で行っています。 為替の影響を排除し、ETFそのものの実力を純粋に比較するためです。

なお、日本の証券会社ではDGROを直接購入することはできませんが、 東証上場ETF「2014(iシェアーズ・コア 米国連続増配株 ETF)」を通じて、DGROと同じ指数へ投資することが可能です。

まずは10年平均のリスクリターンを確認

以前の記事では、高配当ETF(VYM・HDV・SCHD・SPYD)とS&P500を比較し、

  • VYM・HDV → リスクが低い
  • SCHD → そこまでリスクが低くない
  • SPYD → むしろリスクが高い

という結果になりました。

👉【2026年最新】高配当株は本当に低リスク?VYM・HDV・SPYD・SCHDをS&P500と徹底比較 | 筋トレ愛好家の資産形成ブログ

では、連続増配ETFのDGRO・VIGはどうなのか?

10年平均のデータは以下の通りです。

銘柄年率リターン年率リスク
DGRO12.50%14.04%
VIG12.57%13.87%
S&P500 TR15.26%15.30%
SCHD12.05%15.08%
VYM10.83%14.19%
HDV13.20%14.60%
SPYD7.72%18.21%

データからも明確に、DGRO・VIGは“低リスク・中高リターン”の位置にあることが分かる。

バブルチャートでも、DGRO・VIGが若干ですが左側に位置しており、視覚的にも確認できます。なお、円の大きさは直近3月時点の利回りを表しています。

年ごとのリターン比較(2016〜2025)

※すべてドル建て・トータルリターン(配当込み)

DGROVIGS&P500
202515.1%13.6%17.9%
202416.1%16.4%25.0%
20239.9%13.9%26.3%
2022-8.2%-10.2%-18.1%
202126.2%23.2%28.7%
20209.0%14.9%18.4%
201929.4%29.1%31.5%
2018-2.5%-2.5%-4.4%
201722.7%21.8%21.8%
201614.5%11.5%12.0%

年ごとのリスク比較(2016〜2025)

※すべてドル建て・月次リターンの標準偏差

DGROVIGS&P500
20258.1%8.3%11.0%
202411.0%10.8%10.7%
202313.5%13.1%14.7%
202220.5%20.6%23.0%
202112.2%13.0%11.0%
202025.6%21.6%25.9%
201911.6%10.4%12.9%
201814.5%15.3%15.3%
20175.1%5.4%3.9%
20168.7%8.1%10.3%

年ごとの特徴を一言でまとめると…

● 2016年

DGROがリターンで勝利。DGRO、VIGのどちらもリスクが低く、安定感が際立つ。

● 2017年

S&P500が“全月プラス”という異常な安定年。 それでもDGROはリターンで勝利、VIGも同等。

● 2018年

連続増配の下落耐性が光る。 S&P500より下落幅が小さく、リスクも低い。

● 2019年

強気相場でも安定。 リターンは少し負けるが、リスクは低い。

● 2020年(コロナショック)

DGROはS&P500と同等のリスク。 VIGは明確に低リスクで踏ん張った。

● 2021年

ハイテク全盛でS&P500が圧勝。 この年はインデックスの勝ち。

● 2022年(利上げショック)

S&P500が大幅下落。 増配ETFは下落幅もリスクも小さい。

● 2023年

AIバブルでS&P500が圧倒。 増配ETFはリスクは低いが、リターン差は大きい。

● 2024年

ハイテク継続。 リスクは同等だが、リターン差は広がる。

● 2025年

増配ETFの“低リスク”が再び光る。 リターンはやや負けるが、安定感は抜群。

10年を通して見える「増配ETFの本質」

  • リスクは一貫して低い ほぼ毎年、S&P500より低リスクで推移している。
  • 下落相場で強い 2018年・2022年のような下落局面で特に顕著に安定性を発揮。
  • リターンも十分に競争力がある ハイテクバブルの年を除けば、S&P500と大差ないパフォーマンス。

今後の展望:ハイテクの次に来るのは「増配企業」か?

2026年現在もハイテクが市場を牽引していますが、 私は、ハイテクが成長すればするほど、

  • その技術を利用する企業
  • 生産性が向上する企業
  • コスト削減が進む企業

こうした “非ハイテク企業” に利益が波及する と考えています。

そして、これらの企業の多くは 安定したキャッシュフローを持ち、増配余力が高い。つまり、 ハイテクの次に資金が向かうのは増配企業である可能性が高いと考えています。

DGROやVIGはまさにその集合体です。

まとめ:今のうちから積み立てておく価値

  • リスクが低い
  • 下落に強い
  • 長期で安定したリターン
  • 増配力も高い

今はハイテク全盛ですが、 資金は循環します。

その時に恩恵を受けるためにも、 今のうちからコツコツ積み立てておく価値は十分にあると感じています。

DGRO、VIGの増配に関する情報は下記記事でまとめています。併せてご覧ください。

👉DGRO(2014)の魅力|配当加重でS&P500の弱点を補完するETF | 筋トレ愛好家の資産形成ブログ

👉VIGはなぜ暴落に強い?10年増配が生む最強の安心感 | 筋トレ愛好家の資産形成ブログ

​※本記事の試算結果は過去のデータおよび筆者の試算に基づくものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資は自己責任でお願いいたします。

※本記事は情報提供を目的としており、特定の投資商品を推奨するものではありません。投資の最終判断は、ご自身で最新の目論見書等を確認の上、自己責任で行ってください。

出典

・Investing.com(ETF価格・分配金データ、CSVダウンロード)  
 各ETFおよびS&P500のトータルリターン・標準偏差(リスク)を算出するため、
 過去価格のCSVと分配金履歴を取得し、筆者が独自に年率リスクリターンを算出。

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ファンド名SBI証券松井証券
auAMレバレッジNASDAQ100(為替ヘッジなし)0.05%0.1845%
iFreeNEXT 日経連続増配株指数(年4回決算型)0.05%0.10%
アムンディ 日本・高配当株(累進高配当)0.05%0.065%

なお、今回比較した3つのファンド以外でも、松井証券は多くの投資信託でポイント還元率がSBI証券より高い、または同等であるケースが非常に多いです。

さらに、iDeCoに上記3つのファンドはありませんが、松井証券ならiDeCoでもポイントを貯められちゃいます!

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