「日経平均、史上最高値更新!」
そんな景気の良いニュースが連日メディアを賑わせていますね!
そんな状況を見て、「日本株投資を始めるとしたらTOPIXよりも日経平均がいいのでは?」と心が揺れている方も少なくないはずです。

実際にTOPIXが過去1年間で39.8%上昇しているのに対し、日経平均株価は48.6%と驚異の上昇を見せています。
しかし、私はそのような中でもあえて、日経平均ではなく「TOPIX」をメインの投資先に選び続けています。
今回は、私がTOPIXに全幅の信頼を置いている3つの理由を、少し深掘りしてお話ししたいと思います。
TOPIXが指数の「王道」、時価総額加重平均だから!
私がTOPIXを最大の理由として推しているのは、その計算方法が「時価総額加重平均型」だからです。
投資の世界において、市場全体の動きを正確に表すためのスタンダードは、企業の「株価」ではなく「時価総額(企業の価値の総額)」に比例して投資比率を決める方法です。
日経平均:(株価平均型)
日経平均は、単純に225社の「株価」を足して割る方式がベースです。これだと、中身のビジネス規模に関わらず、単に1株の値段が高い「値がさ株」の影響を強く受けすぎてしまいます。特定の数社が動くだけで指数全体が振り回される、いわば「歪み」が生じやすい構造なのです。
TOPIX:(時価総額加重型)
一方でTOPIXは、企業の時価総額、つまり「市場からの評価の総量」に応じて重みを付けます。これは世界最強指数と名高い米国のS&P500や全世界株(オルカン)と同じ、世界基準のロジカルな手法です!
市場の主役である巨大企業の重みは大きく、成長途上の企業はそれなりに。この「市場」そのものをまるごと反映した設計こそが、投資対象としての魅力となっています。
時価総額加重平均が生み出す、圧倒的な安定感
2つ目の理由は、この時価総額加重平均という仕組みと、圧倒的な銘柄数から来る「値動きの安定感」です。
日経平均はわずか225銘柄ですが、TOPIXは約1,600社以上を網羅しています。この「広さ」と「重み付け」の組み合わせが、強力な分散効果を生みます。
もし日経平均の主力銘柄の一角に不祥事や業績悪化があれば、指数の225分の1以上のダメージをダイレクトに受けます。しかし、TOPIXであれば、約1,600社に分散されているため、一社のトラブルが全体を沈めるリスクが極めて低いのです。
結果として、TOPIXは日経平均に比べてボラティリティ(価格変動の激しさ)がマイルドになる傾向があります。資産形成のゴールは数十年後です。日々の激しい上下に一喜一憂し、「暴落が怖くて売ってしまった」という失敗を避けるためには、この「構造的に担保された安定感」が、私たち個人投資家にとって最大の防衛線になります。
実際に代表的な投資信託であるeMAXIS SlimシリーズのTOPIX、日経平均の年率リスク(値動きの激しさを表す)を比較してみました。すると表のようになり、やはり、TOPIXの方が値動きがマイルドであることが伺えます。
| リスク(年率) | 1年 | 3年 | 5年 |
| eMAXIS Slim国内株式(日経平均) | 19.80 | 19.54 | 18.52 |
| eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) | 16.47 | 16.41 | 15.74 |
日本を支える「中小型株」の地力と将来性を信じている
「日本株=トヨタやソフトバンクグループなどの大企業」というイメージが強いかもしれません。しかし、日本の産業を支えているのは、日経平均の225社だけではありません。
TOPIXに投資するということは、日経平均には含まれない日本市場全体に広く分散し、投資をするということです。
- 世界で圧倒的なシェアを持つBtoB企業
- 地方から日本を変えようとしている成長企業
- 地道に高配当を出し続ける優良企業
これらの中小型株は、時として大型株を凌駕する成長を見せることがあります。日経平均だけを見ていると、こうした「隠れたスター企業」を取りこぼしてしまう可能性があります。
「エリート225社だけが日本じゃない。着実に成長している日本市場全体を応援したい」
そんな気持ちも、私がTOPIXを選んでいる理由の一つです。
まとめ
もちろん、日経平均が悪いと言っているわけではありません。短期間での爆発力や、ニュースでの分かりやすさを重視するなら、日経平均は非常に魅力的な投資先です。
しかし、私は「長く、太く、そして静かに」資産を育てていきたいと考えています。
- ボラティリティを抑えた精神的な安定
- 時価総額加重という安心感
- 日本の中小型株まで含めた網羅性
TOPIXはこの3つのポイントが、私にぴったりとはまりました。
投資において自分なりの「納得感」を持つことは、暴落が来た時に投げ出さないための最大の武器になります。もし皆さんが「日経平均の激しさに少し疲れたな」と感じているなら、一度TOPIXという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか?
※投資はあくまでも自己責任でお願いいたします!
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